2011年12月18日

パントガール治験の結果そのB

 最後に、回帰分析では、年齢、頭頂部の目に見える毛髪菲薄化(FPHL)及び正常下限(10 μg/L)を上回る血清フェリチン値が成長期毛率の変化に及ぼす影響は示されなかった。

 活性化合物には一般に良好な忍容性が示された。4例の患者が胃腸症状を報告し、4例が体重増加を訴え、1例には活性化合物の服用とおそらく関連がない一過性の血清膵酵素上昇が認められた。
タグ:忍容性
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2011年10月30日

パントガール治験の結果そのA

記述統計学の観点から、ベースライン時、3ヵ月後及び6ヵ月後の成長期毛率の結果(パーセント値)を示す。

ベースライン時の平均成長期毛率には、活性化合物群(73%)とプラセボ群(75%)との間に大きな差はみられなかった。3ヵ月後の追跡調査時には、いずれの群でも統計的に有意ではない成長期毛率の改善が認められた(両群とも78%)。6ヵ月後には、活性化合物の投与によるベネフィットは平均成長期毛率の付加的な増加を示し、81%となったのに対して、プラセボの投与ではほぼベースライン値に戻った。最も注目すべき所見は、活性化合物群は80%を超える成長期毛率の生理学的範囲に達したのに対して、プラセボ群はそれに達しなかったことであった。

6ヵ月の投与期間内の活性化合物群における平均成長期毛率の変化の統計解析では統計的に有意な改善が示された(p=0.003)のに対して、プラセボ群では有意な変化は示されなかった(p=0.85)。また、6ヵ月の投与期間におけるプラセボ群と比較した活性化合物群の平均成長期毛率の変化の解析でも、統計的有意差が認められた(p=0.008)。

毛髪数、毛髪密度及び累積毛幹径については、いずれの群でもベースライン値からの有意差は認められなかった。
全体写真の評価における毛髪成長の様子は、活性化合物においてプラセボ群より良好であると判断された。
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2011年10月27日

パントガール治験の結果その@

合計47例の患者が試験に組み入れられ、30例(活性化合物群15例とプラセボ群15例)が試験を完了した。

合計17例の患者が下記の理由で試験を中止した:
脱毛に対する他の治療の開始(エストラジオールの局所投与;プラセボ群1例)又は脱毛を引き起こす可能性がある薬剤の使用(デソゲストレル、抗てんかん薬、ビタミンA、β遮断薬;4例すべて活性化合物群)、カプセルの盲検解除を個別に行った患者(3例すべてプラセボ群)、その他のノンコンプライアンス(活性化合物群3例)、熱性疾患の併発(2例、プラセボ群1例と活性化合物群1例)、妊娠の併発(プラセボ群1例)、自己免疫疾患の併発(活性化合物群1例)、消化器不調(活性化合物群1例)、膵酵素増加(活性化合物群1例)。

試験を完了した患者の年齢範囲は、活性化合物群では38〜61歳(平均:51歳)、プラセボ群では25〜61歳(平均:46歳)であった
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